Columnコラム

2022.12.14

SNS

【SNS】Instagram?Twitter?Facebook?どれを先にやればいい?

 

時間と手間のかかるSNS運用は取捨選択が重要

世界中の月間アクティブユーザー数が10憶万人を超えるInstagram、日本国内では高いアクティブユーザー数を誇るTwitter、日々トレンドが生まれるTiktok、海外ユーザーにもアプローチしやすいFacebook。
今や小学生でもSNSを利用する時代です。ユーザーとして日常的にSNSに触れる時には、気軽に情報収集ができたり友人と繋がれたりと便利で楽しいものですが、"中の人"として運用する時には、担当者を悩ませる難易度の高い集客ツールになることも。


企業のSNS活用は当たり前に行われるようになりましたが、それぞれのSNSの特徴や機能、トレンドの変化はとても早く、それらに合わせて効果的なPRをするのは簡単ではありません。時間をかけようと思えばいくらでも投稿を作ることができ、投稿への反応は見られるもののゴールや成果が見えづらいのもSNS運用において頭を悩ませるポイントです。

しかし、SNSとサービスや商品には相性があります。
SNSのそれぞれの特徴と自社サービスや商品の相性を把握できれば、注力するべきSNSが見えてくるはず。そうすればSNSに費やす時間を無駄にせず、効果的なPR方法が見つかります。

 

 

おすすめはInstagramからスタート!

それぞれに相性はありますが、今注力するならInstagramがおすすめです。Instagramの利用者は20代30代の女性をはじめとして、消費行動の多い女性層のアクティブユーザーがとても多いです。

SNSにはそれぞれの仕組みやアルゴリズムがあり、効果的なPRのためにはそれらを理解する必要があります。
Instagramでは企業だけでなく情報発信をする一般ユーザーが多く、Instagramマーケティングを学べるアカウントがたくさんあり、時間をかければ費用をかけずに運用に詳しくなることができます。

ただ、Instagram社が発表している公式の情報だけではなく、個人の体験談や主観に基づくものも多く、企業と一般ユーザーでは参考にできる内容が大きく異なります。企業アカウントにおけるゴールや成果の出る運用方法は、企業それぞれで見定めていく必要があることに注意してください。企業アカウントの運用として参考になる書籍もたくさんありますが、業界が異なれば全てがその通りとも限りません。
今は様々な情報にリーチできる時代ですが、中長期的に戦略を立てて実行検証しなければ、"なんとなく運用”になってしまいます。

Instagramの特徴としてはやはり写真(画像)や動画がメインのSNSだということです。今注目されているのは短尺動画を楽しむリール機能です。リール機能がスタートした当初は機能の普及の目的もあり、リール動画でリーチがとても伸びやすい傾向がありましたが、数年経てばリーチだけが伸びやすいリール動画よりもアクションを促しやすいフィード投稿にも力を入れるべき。など様々な運用ロジックがあります。
端的にいえば、フィードもストーリーズもリールも全て大切です。しかし、全部を全力で!とはいかないのが企業アカウントのInstagram運用ですよね。自社アカウントに合った無理のない運用方法で、中長期的なゴールに向けて運用を続けていくことが何よりも重要です。

 

ホテル業界ならInstagramが最優先

NORMはホテル業界のクライアント様が多く、SNSの中でもInstagram運用実績が一番多いです。運用経験からもホテル業界はInstagram運用の成果が出やすいと考えています。
SNSにおいて重要なのは自社の情報発信だけでなく、"口コミ"です。情報や広告が溢れる時代に、ユーザーにとって参考になるのは口コミです。企業発信でどんなに魅力を謳おうと、ユーザーの口コミより信頼性は劣ってしまうのが現状です。

口コミはマーケティング用語でUGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)といわれ、SNS運用でも頻繁に目にするキーワードです。 このUGCがたくさん生まれる仕組みを作ることがSNS運用のカギになってきます。

"旅行"に行った時はたくさん写真を撮り、良い写真はSNSに投稿したくなりませんか?これがホテル業界がInstagramで成果を出しやすい理由です。宿泊体験や食体験はUGCが生まれやすく、写真や動画で友人に広めたいとUGCが増えていきます。だからこそ自社のアカウントを運用する際にはこれまでの情報発信と同じではなく、ユーザーが体験する目線に立って写真を撮ったり、情報の伝え方を工夫する必要があります。ホテル業界のSNS運用はここを捉えて、質の良いUGCを増やす戦略も必要です。

 

ビジネス層や海外ユーザーにアプローチするにはFacebook

実名での登録が必須なのがFacebookの一番大きな特徴です。他のSNSは実名を使用する必要はありませんが、Facebookはガイドラインとしてユーザーが実名で交流することを定めています。
10年程前は若者も日常的に利用していたFacebookですが、他のSNSが成長するにつれて20代30代の利用はもちろん、40代50代の利用も少なくなってきています。しかし、毎日アプリを開くわけではなくとも実名で繋がれるという点から学生時代の旧友や仕事の同僚などとの交流の場としてアカウントを維持している人がほとんどです。もちろん、日常的にFacebookを利用しているユーザーの傾向もあり、中でも仕事関係の相手とのコミュニケーションをとる30代~50代の男性ユーザーの利用が活発です。

Facebookでは企業はアカウントではなく”Facebookページ”を作る必要があります。Facebookページは個人のアカウントに紐づいて運用しなければならないので、最初に管理体制を定めておきましょう。紐づく個人アカウントは複数で管理ができます。
Facebookページの投稿はInstagramやTwitterと比べて拡散性は高くありません。友人がアクションした投稿が流れてくることはありますが、まだ認知されていないユーザーには投稿がリーチしづらいため、Facebook運用は広告と併用して戦略を立てていくのが良いでしょう。広告としては、実名アカウントで年齢や職業、居住地などのプロフィールを登録しているユーザーが多く、精度の高いターゲティングができることは大きなメリットです。

また、世界中でアクティブユーザー数が一番多いSNSであるFacebookは、29億人を超えるユーザーを有し世界中のユーザーへアプローチすることができます。インバウンド施策としてSNS運用を活用するならFacebookがおすすめです。Facebookページを多言語化することもでき、広告は国ごとにターゲティングができるので各国の特性に合わせてサービスや商品の特徴をPRすることも可能に。
訪日観光客をターゲットにしたホテル業界・飲食業界はInstagramの次にFacebook運用に注力するべきだといえます。

 

Twitterに力を入れるなら、Twitterが好きな担当者を

会話が中心のTwitterはユーザーとの交流が多いSNSです。Twitterをよく利用するユーザーほどタイムラインはすぐに流れていくので、毎日コツコツと更新できる担当者がいなければ企業アカウントの運用で成果を出すのは難しいです。
他のアカウントよりも文字がメインで、ユーモアが溢れる投稿が多いのもTwitterの特徴です。リツイートという機能があるため拡散性にも優れており、フォロワーが多くなくてもバズるツイートは生まれることがあります。さらにバズったツイートそのものだけではなく、そのツイートへの返信にも注目が集まりやすいです。自社の商品やサービスを多角的に捉えて日々の話題に合わせた発信をしながら、他の企業アカウントやユーザーとのコミュニケーションも行うので担当者の適正も重要でしょう。ユーザーとのコミュニケーションが多いSNSだからこそ、企業アカウントとしてはリスクマネジメントも必要です。

PRや広告を出す場所としてはInstagramではアプローチしづらいターゲットにとても効率的です。例えば、アニメやゲームが好きなクラスターやアイドルが好きなクラスターなどはTwitterでの交流が活発です。また、ユーザーにとってより日常的な食品や日用品の広告は、写真や動画をメインとしたInstagramでSNS広告を出すよりも、Twitterの広告で見ることが多い商品です。

 

Tiktokもターゲットと使い方によってはアリ

日々、テレビのニュースでも話題になるようなトレンドが生まれるTiktokですが、企業アカウント運用でのPRの難易度は高いと感じています。その理由の一つが、ユーザーに楽しんでもらえる動画づくりが難しいということ。流行りの音楽に合わせて踊ったりポーズを撮ったりするだけでは商品やサービスの魅力は伝わりません。Tiktokならではの楽しいコンテンツにPRをプラスした動画を作るのはアイデアと労力が必要です。

しかし10代のユーザーだけでなく主婦・ママのユーザーが増えてきているというレポートもあり、Tiktokで見た商品を購入したことがあるというユーザーは少なくありません。TiktokクリエイターにPRになる楽しい動画を依頼したり、ユーザーが参加できる企画を開催して商品やサービスの認知を上げる企画ならTiktok活用は拡散の起点になるでしょう。
企業アカウントで楽しいコンテンツを発信しているアカウントもありますので、社内の理解や協力、意欲のあるメンバーがいる場合は是非トライしてみると楽しいSNSだとも思います。

 

恐れずに取捨選択!SNS運用に正しい効率化を

コストをかけずに始められてしまうSNS運用。あれもこれもとにかく自社アカウントで情報発信を増やそう!と”なんとなく運用”を始めてしまうと、手間と時間だけがかさみ、何を目的にしているのか、どんな成果が出ているのか。が曖昧になり担当者は疲弊していきます。運用代行会社に任せるならなおさら、自社の商品やサービスがどのSNSに向いているのかを把握しておかなければ、この場合はどんどん費用がかさんでしまいます。
SNS運用の目的やターゲットを整理し、段階的な目標やそのための運用方法を定めて、まずは一つのSNSから継続的に運用を進めていくことをおすすめします

NORMではSNSの範囲に限らずユーザーと接するデジタルコミュニケーションのポイントを整理しながら、目的とターゲットに合ったSNS運用を行っています。今の自社アカウントの改善ポイントはどこか?など、アカウントの分析やアドバイスをすることも可能なので、ご興味のある方は是非お問い合わせください。

 

 

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