Columnコラム
2021.09.21
Woman Insight
近年テレワークが増えたり、働き方の多様性が進んでいることで
リーダーやマネージャーにも新たな知識や能力が求められています。
そんな中、以前から存在する「サーバントリーダーシップ」に今回は着目してみたいと思います。
事のきっかけは、私たちのクライアントに、あるとても素敵な女性管理職の方がいらっしゃって
たくさんコミュニケーションを取っている中で
「すごいいいアイディアですね!」「●●さんだからこその意見ですね!」など
とっても褒めてくださることが、とても嬉しいなと感じたことがありました。
その方はそれを自覚なさっているわけではなくとても自然におっしゃってると聞いて
まさにサーバントリーダーシップを実行している、教科書のような方だな、と感じたことで詳しく知ってみようと、、
ぜひ、皆さんも一緒に身近な上司やチームメンバーを思い浮かべながら読んでみてください。
・まえがき
・サーバントリーダーシップとは
・サーバントリーダーが持つ特性
・働く女性を救うのはサーバントリーダー?!
サーバントリーダーシップとは
「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考えのもとに生まれた支援型リーダーシップのことで、部下の能力を認め、部下を支援するスタイルのリーダーシップです。
部下を何もできない存在と考え、一方的に命令して動かすスタイルではなく、組織としてのビジョンを示し、部下を信頼して協力し合いながら、組織全体の成長を促すことに重きを置きます。
★サーバントの意味
サーバント(servant)は、「奉仕者」や「使用人」という意味を持つ言葉です。それに加え、組織のメンバーの力を最大限に発揮するための環境づくりに奉仕・支援するリーダーシップのスタイルという意味もあります。
部下に対し、指示や命令をしたり、一人で先陣を切って耐えながら乗り越えていく、という
いわゆる支配型リーダーシップとは逆で
部下の成長を導いたり、強みを引き出したりしながらチームワークを重んじるマネジメントスタイルです。
サーバントリーダーには下記のような特性があると言われています。
傾聴
共感
癒やし
気づき
説得
概念化
先見力
執事役
人々の成長に関わる
コミュニティづくり
傾聴や共感、当たり前のように見えますが、実は出来ない人が非常に多かったりするものです。
他人の考えや意見は、自分と違って当たり前。
しかしサーバントリーダーは、まずはしっかり耳を傾け、相手が持つ本質的な価値観に目を向けて理解しようとします。
(もっと言えば、相手に話をさせるスキルも必要だったりしますが!)
自分の話はしない。なるべく話をさせ、聞いて、理解する。
そしてどう動かせばより高いパフォーマンスに結びつくのがを考え、コミュニケーションする。
そんな姿がサーバントリーダーシップに多いのでは無いかと思います。
女性はライフステージの変化や身体の変化、日々の体調の変化などなど
とても感情や気分が変化しやすいものだと思います。
そんな時に、なかなか自分から手をあげて悩みや不安を打ち明けれる方は少ないですよね。
サーバントリーダーシップの特性にもある「気づき」として、今後求められるリーダーシップとして、「気づき、共感する」という能力はチームのパフォーマンスをとても高めるのでは無いかと思います。
なぜならそれは、目の前の不安や課題をより早く見つけ、改善し、パフォーマンスを下げる要因を少しでも早く潰せるからです。
そしてそれが得意なのは女性なんじゃないか?!女性は共感力がより強いはず!サーバントリーダーシップと親和性が高い!
と、勝手ながら個人的には感じます。
もちろん十人十色なので、合う合わないはあります。
支配型のリーダーシップを否定しているわけでもありません。
例えば前述したサーバントリーダーシップ 10の特性のうちの一つでも、取り入れて実行してみるだけでも
何か変化が起きるかもしれませんね。
働いているとコミュニケーションは切り離すことができません。
ぜひご自身の身と重ねて、いいなと思ったことは取り入れてみてください。
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